6世紀の英国、暗黒の時代。分裂した英国は、各領土の王たちが繰り広げる内戦で血生臭い。
サクソン族の侵略まで予言された中、ドルイド(Druid)教の魔法使いであり予言者のマーリンは、エクスカリバーを自分の富と権力、復讐を得る手段としてのみに使ってきた無慈悲な王であるウーサー・ペンドラゴンを殺し、混沌の時代から抜け出す新しい王、アーサーを王座に座らせるため前々からの計画を実行に移す。
自分が王族であることを知らないまま平凡に成長したアーサーは、いつか再びすべての大切な生命が燦然と輝く花を咲かせる日を思い描きながら、自分の命よりも愛する父親のエクターと実の兄弟のようなランスロットと共に生きていることが幸せだと考え、不幸な時期を乗り越えようと努力している。
アーサーはマーリンによって自分の誕生の秘密と運命を知り悩んだ末、自分の周りの大切な人達を守るために、岩に刺さった聖剣エクスカリバーを引き抜き王として崇められる。 そしてアーサーの新たな運命が始まったその瞬間、勇敢で聡明な女性グィネヴィアが現れアーサーとランスロットの心を捕らえる。
一方、アーサーの異父姉弟であるモルガナは自分を監禁させた父であるウーサー王が死に、修道院に閉じ込められる理由が無くなった途端、修道院に侵略してきたサクソン族の統率者であるウルフスタンに提案を投げかけ、彼らを盾にペンドラゴン城に向かうが…